31位:SC相模原
本拠地:相模原ギオンスタジアム(6,259人収容)
平均入場者数:2,820人
平均収容率:45.1%
31位にはJ3のSC相模原が名を連ねた。今季の平均入場者数は2,820人となり、本拠地「相模原ギオンスタジアム」の平均収容率は45.1%を記録した。J3のクラブのなかでは5番目に高い水準である。
戸田和幸体制2年目となった今季は、リーグ開幕2試合で2連勝するなどスタートダッシュに成功。その後も着実に勝ち点を積み重ね、第15節・いわてグルージャ盛岡戦(2-1)終了後には4位まで順位を上げていた。
しかし、第16節・奈良クラブ戦(1-2)、第17節・FC今治戦(1-2)でシーズン初の連敗を記録するとクラブは戸田監督を解任。まさに「寝耳に水」の電撃解任であり、Jリーグファンに大きな衝撃を与えるニュースとなった。
その後、高橋健二暫定監督を経て、シュタルフ悠紀リヒャルトが後任監督の座に就いた。新指揮官の下でもチームはリーグ上位を維持し、J2昇格プレーオフ圏争いに参戦していたものの、最終的にリーグ9位でシーズンが終了。プレーオフ進出を逃してしまった。
結果論と言われてしまうかもしれないが、この結果なら戸田監督を電撃解任する必要は無かったのではないか。解任時、チームはJ2自動昇格圏と勝ち点3しか離れていなかった。クラブ内部の事情は分からないが、大きな決断に踏み切るのが早すぎた印象だ。
悲願のJ2復帰に向けて、来季は収容率50%を目指したい。今季は1,000人台と2,000人台の集客数にとどまった試合がほとんどで、同じ横浜を本拠地とするY.S.C.C.横浜との試合でさえ2,958人と収容可能人数の半分にも満たなかった。
神奈川県は47都道府県のなかでもJクラブが多いエリアであり、ファン・サポーターの確保の難易度が高いかもしれない。それでも、選手たちに最高の後押しをするためには、入場者数3,000人の壁を越える試合を1つでも多く増やしていくことが重要だ。
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