27位:V・ファーレン長崎
【写真:Getty Images】
本拠地:トランコスモススタジアム長崎(20,258人収容)
本拠地:PEACE STADIUM Connected by SoftBank(20,027人収容)
平均入場者数:9,814人
平均収容率:48.6%
惜しくもJ1昇格を逃したV・ファーレン長崎が、スタジアム収容率48.6%で27位にランクインした。
今季開幕当初の集客数はかなり落ち込んでいた。ベガルタ仙台、清水エスパルス、モンテディオ山形など、地理的に遠いクラブとの試合が続いたこともあり、約20,000人収容のトランコスモススタジアム長崎は空席が目立つ格好に。事実、第21節終了時点での収容率は、わずか31.6%に落ち込んでいた。
しかし、J1昇格も現実的になってきた後半戦は観客数が大幅アップ。10,000人を超える試合も珍しくなくなった。そこに追い風となったのが、新スタジアム『PEACE STADIUM Connected by SoftBank』の開場だ。
新スタのこけら落としとなった第34節の大分トリニータ戦では、九州同士の対決ということも相まって19,011人もの観客が集まった。また、最終節の愛媛FC戦は19,902人ものサポーターが来場し、収容率は驚異の99.4%を記録している。
今季ピースタで行ったリーグ戦は3試合だが、その平均収容率は94.7%に。これが平均値を高めたのは言うまでもないだろう。
スタンドからピッチまでの距離は日本最短の約5mで、これ以上ない臨場感を味わうことができるピースタ。そんな同スタジアムを中心に、ホテルやオフィスビル、ショッピングモールなどが集まる「長崎スタジアムシティ」は、ホームサポーターはもちろん、アウェイサポーターにとっても「行きたい」と思える魅力的なものとなっている。
ピースタでシーズンを駆け抜ける来季は、今季以上の集客が見込めるはず。だからこそ、必ずJ1昇格を掴み取りたい。