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2024シーズンの明治安田生命Jリーグは全日程を終えた。スタジアムの盛り上がりを知る上で観客動員数は重要な指標だが、収容可能人数に対してどのくらい埋まったかというのも大事だ。スタジアムを満員にしたのはどのクラブか。今回は、2024シーズンにおけるJ1からJ3までの各クラブのリーグ戦収容率を計算。スタジアムを熱気で満たしたクラブを、ランキング形式で順位ごとに紹介する。
30位:横浜FC
【写真:Getty Images】
本拠地:ニッパツ三ツ沢球技場(15,442人収容)
平均入場者数:6,963人
平均収容率:45.1%
2024シーズンのJリーグ収容率ランキングで30位に入ったのは、シーズン最終戦でJ1昇格の切符を掴み取った横浜FCだ。本拠地『ニッパツ三ツ沢球技場』の収容率は45.1%となっている。
今季の横浜FCは平均入場者数6,963人を記録。最も人が入ったのは第16節の清水エスパルス戦で12,735人となっており、収容率にすると82.5%である。さらに、J1昇格がかかった終盤戦も多くの人が集まっており、第36節のファジアーノ岡山戦では今季2度目の10,000人超えを記録(収容率68.4%)。第37節の栃木SC戦も8,698人(収容率56.3%)と高い数字を残している。
ただ、平均値からもわかる通り、シーズン全体では収容率が50%に満たない試合が多かった。清水戦や岡山戦がそうであるように、上位勢との対決は注目されるが、下位クラブとの対決では、やはり集客面が難しい。事実、第21節ロアッソ熊本戦(収容率29.9%)や第5節のザスパ群馬戦(32.8%)など、著しく低い数字が並んでしまった。
それでも、J1で戦う来季は多くの集客が見込めるだろう。同じ横浜市を本拠地とする横浜F・マリノスを筆頭に、湘南ベルマーレ、川崎フロンターレ、FC町田ゼルビア、FC東京など、地理的に近いクラブが多いこともポジティブにはたらきそうだ。