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買い取るべき! Jリーグ、レンタル移籍で輝いた選手(3)空中戦最強!? サッカー日本代表入りの大飛躍となった巨人

シリーズ:レンタル先で大活躍中のJリーガー text by 編集部 photo by Getty Images

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 選手が定められた期間に他クラブへ移籍する制度である「レンタル(期限付き)移籍」。2024シーズンのJリーグでは、数多くの選手がレンタル移籍で新天地を求めた。なかには加入後すぐに貴重な戦力となってチームに貢献している選手も存在する。今回は、レンタル先で存分に実力を発揮したJリーガーを紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照。スタッツは『jleague.co』を参照。

FW:オ・セフン

町田ゼルビアの オ・セフン
【写真:Getty Images】

生年月日:1999年1月15日
保有元クラブ:清水エスパルス
レンタル先クラブ:FC町田ゼルビア(レンタル期間:2024年2月~2025年1月)
2024リーグ戦成績:33試合8得点2アシスト

 オ・セフンは、2022シーズンに清水エスパルスへ加入し、日本でのキャリアをスタートさせた韓国人FWだ。蔚山現代時代には2021シーズンにKリーグ1で19試合7得点とまずまずのペースで得点を重ねたが、清水では加入から2シーズンで3得点にとどまり、目立った成績は残せなかった。

 2023シーズンにJ2で2得点だったオ・セフンがJ1に昇格したFC町田ゼルビアに期限付き移籍し、どの程度活躍できるかは不透明だった。しかし、いざシーズンが始まってみるとチームの攻撃の軸として活躍。身長194cm・体重93kgの体格は、堅守速攻を武器とする町田にとって不可欠となり、多くのチャンスに絡んだ。

 その貢献度は数字にも表れ、空中戦勝利数はリーグ最多の248回を記録した。このエアバトルの勝率が町田の攻撃を支えたことは確実で、戦術に適した人材を獲得したフロントの仕事も称賛されるべきだろう。

 こうした活躍から、オ・セフンは今年6月に韓国代表デビューを果たした。本人にとっても有意義な移籍だったことは明らかだ。

 J2優勝を果たし、来季からJ1に昇格する清水も、当然オ・セフンの今シーズンの活躍は注視していたはずだ。ただ、秋葉忠弘監督の続投が発表されており、町田とはプレースタイルが異なるため、呼び戻したとしても同じ働きができるわけではないだろう。両クラブの選択にも注目だ。

 
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【了】

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