19位:鹿島アントラーズ
【写真:Getty Images】
本拠地: 県立カシマサッカースタジアム(38,620人収容)
その他ホーム開催地:国立競技場(67,750人収容)
平均入場者数:23,027人
平均収容率:56.5%
鹿島アントラーズは今季、クラブ史上最多の総入場者数437,507人を記録し、スタジアムの平均収容率は56.5%となった。
今季の鹿島は本拠地の県立カシマサッカースタジアムで18試合をこなし、第17節の横浜F・マリノス戦を国立競技場で戦った。その国立での一戦は52,860人ものサポーターが足を運んでおり、収容率は78%を記録。キャパが大きければ、その分収容率が低くなりがちだが、この試合で平均値が大きく下がったとは言い難い。
県立カシマサッカースタジアムに限った収容率は55.3%に。今季、同スタジアムにおいての最多動員数は第27節の浦和レッズ戦で33,295人(収容率86.2%)。さらに最終節のFC町田ゼルビア戦も32,840人(収容率85%)と多くの観客を呼び込んだ。
一方で6月16日(第18節)〜8月7日(第25節)の間に行われたホームゲーム5試合のうち、実に4試合で観客数20,000人以下に終わるなど苦しい数字に。平日開催が2試合(第20節ガンバ大阪戦、第25節サガン鳥栖戦)あったことも影響しているが、この期間で平均収容率が下がってしまった感は否めない。
それでも、昨季県立カシマサッカースタジアムで30,000人を超える試合がなかったことを考えると、この数字は大きな進歩だといえる。
動員増加の理由はやはり、リーグ戦成績の向上にあるだろう。一時期リーグ15位まで転落した昨季は20,000人を割る試合も多かったが、今季は好調を維持し、ホームゲーム無敗という強さも相まって、アベレージの動員数が上昇した。