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なぜこうなった…。J1リーグ、今季のガッカリクラブ(2)最終節で残留…。昨季10位からの大転落

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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今季の明治安田J1リーグは、先日行われた第38節をもって全日程が終了した。近年稀に見る混戦状態が続いた今季を振り返ると、前評判を覆して躍進したチームもあれば、期待を裏切って低迷したチームもあった。そこで今回は、今季のJ1で残念ながらサポーターを失望させてしまったクラブを紹介する。

アルビレックス新潟

アルビレックス新潟
【写真:Getty Images】

最終順位:16位
監督:松橋力蔵

 

 アルビレックス新潟の2024シーズンは決して悪いことばかりではなかった。

 新潟にとって今季最大のトピックは、YBCルヴァンカップで決勝進出を果たしたことで間違いないだろう。

 クラブ史上初となるタイトル獲得のチャンスを得た。名古屋グランパスと対戦した決勝戦では、交代策が功を奏してPK戦にまでもつれる死闘を見せている。結果的に優勝することはできなかったが、大舞台で見せた粘り強さには新潟サポーターだけでなく、多くのサッカーファンが心打たれたはずだ。。

 だが、躍進したルヴァンカップとは対照的に、リーグ戦では不甲斐ない結果に終わっている。終盤戦は薄氷の上を歩くようなパフォーマンスだった。

 シーズンを通してボトムハーフで過ごしていた新潟は、9月の第29節・名古屋戦(0-3)で完敗を喫してから、大きく調子を崩してしまう。

 第32節・川崎フロンターレ戦(1-5)、第33節・鹿島アントラーズ戦(0-4)と大敗を重ね、最後まで立て直すことができなかった。9月14日の湘南ベルマーレ戦以降、リーグ戦では一度も勝てず。激しさを増すJ1残留争いに巻き込まれてしまった。

 最終的に残留が確定したのは、先日行われた最終節のことだ。新潟は浦和レッズとの試合をスコアレスドローで終え、2季連続の残留が決定した。

 最終節までJ1残留争いに巻き込まれてしまった部分は大きな反省点だろう。タイトルにあと一歩のところまで迫ったとはいえ、あまりに危なすぎるクライマックスだった。

 
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【了】

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