52位:FC大阪
【写真:Getty Images】
本拠地:東大阪市花園ラグビー場
収容可能人数:26,443人
平均入場者数:2,470人
奈良クラブと同じく2023年にJリーグに参入したFC大阪。J3で2シーズン目の今季は、躍進著しい1年となった。開幕で連勝を飾ると、第3節で前年度J2を戦っていたツエーゲン金沢にも勝利。3戦全勝で勝ち点「9」を積み上げると、リーグ首位に立った。
このあとは順位表で何度か浮き沈みを経て、最終的に6位に着地。J2昇格プレーオフ進出を果たした。リーグ本戦では最低順位12位で踏み止まり、全チーム中最少失点の「31」でシーズンを終えた。
プレーオフではリーグ3位のカターレ富山と引き分けたため、惜しくも昇格は逃している。しかしJ参入初年度である昨季は11位だったことを考えると、十分にポジティブな結果だと言えるだろう。
観客動員は昨季に比べて落ち込んでいるように見えるが、これは使用スタジアムの影響を受けたものだ。2023シーズンの平均動員数が2,708人だったのに対し、今季は2,470人にとどまっている。
昨シーズンはホームで開催されるすべての試合を花園ラグビー場と万博記念競技場(かつてガンバ大阪がホームスタジアムとして使用)で行ったが、今年度はたけびしスタジアム京都や三井寺公園陸上競技場でもキックオフを迎えた。
たけびしで開催された2試合は観客動員の落ち込みが顕著で、いずれも3ケタ台を記録している。花園で行われたゲームだけで平均観客数を算出すると、昨年の2,708人を上回る2,753人に上昇する。
それだけに現在争点となっているスタジアムの問題解決は急務だろう。奈良クラブとの生駒ダービーは今シーズン6,459人を集めるビッグマッチに成長したため、将来性にも期待できるはずだ。