57位:ヴァンラーレ八戸
【写真:Getty Images】
本拠地:プライフーズスタジアム
収容可能人数:5,124人※芝生席含む
平均入場者数:1,728人
2019年にJリーグへ参戦したヴァンラーレ八戸は、直近3年間は中位に安定している。今季は11位でシーズンを終え、昨季はクラブ史上初の一桁順位である7位でJ3をフィニッシュした。2022シーズンは10位を最終順位としており、チームとして安定感を見せている。
このクラブの不幸は、Jに加入した直後に新型コロナウイルスのパンデミックが世の中を襲ったことだ。2019年にスタジアムの平均入場者数1,760人を記録したあと、翌シーズンは規制の影響で666人まで落ち込んでいる。
しかし近年の安定した成績に伴い客足も徐々に戻ってきている。特に快挙を成し遂げた昨季はJ3昇格以来最多の1,890人を記録しており、総入場者数も35,916人と過去最高の値を叩いた。
今季の平均入場者数は1,728人と、昨季に比べれば若干数字が落ちているが、動員はパンデミック以前の水準まで完全に戻ったと考えて良いだろう。それに、先述の通り2019シーズンはJ初参戦の年だ。記念すべきシーズンと同水準ならば、前向きに捉えるには十分のはずである。
J3で中位をキープできることを証明できたチームの今後は、上位進出ひいてはJ2昇格が現実的な目標になってくるだろう。