58位:Y.S.C.C.横浜
【写真:Getty Images】
本拠地:ニッパツ三ツ沢球技場
収容可能人数:15,442人
平均入場者数:1,557人
12月1日と7日に史上初のJ3・JFL入れ替え戦が行われ、Y.S.C.C.横浜と高知ユナイテッドSCが対戦した。今季のJFLで2位に入った高知が2戦合計3-1で勝利をおさめ、J3・19位のYS横浜を相手に下剋上を果たした。
この結果、YS横浜は来季からJFLで戦うことになり、2013年以来12年ぶりにプロカテゴリーから外れることが決まった。リーグ前半戦は16位につけていたが、第22節から9試合勝ち星をあげられず、第28節のカターレ富山戦で2-3で敗れると19位に転落。一時は18位に再浮上したが、最終的にはプレーオフに進まざるを得なかった。
しかし観客動員数は右肩上がりを示している。新型コロナウイルスの影響を受けた2020年~21年を除き、2022年以降は、2019シーズン以前のスタジアムへの平均入場者数を更新し続けている。今季の1,557人という数字は、クラブがJ3に昇格して以来最多だ。
それゆえにJリーグ残留は至上命題だったが、チームの平均年齢が「25.2」と若い高知の勢いを止められなかった。
今シーズンよりJリーグはJFLからの入会要件のひとつに「ホーム戦の平均観客動員数2,000人以上」を定めたが、現状のYS横浜にとっては厳しい水準だ。
しかし、先述の通り、観客数が右肩上がりだったのも事実。JFLでも集客に尽力し、その努力が実を結べば、決して達成不可能な目標値ではないだろう。