1位:サンフレッチェ広島
本拠地:エディオンピースウイング広島(28,347人収容)
平均入場者数:25,609人
収容率:90.3%
2024シーズンのJリーグで最もスタジアムが観客で埋め尽くされたのは、サンフレッチェ広島だ。年間486,579人の観客動員数で、収容率は90.3%を記録した。
広島が観客動員数で大きく飛躍した要因は、今シーズンからのホームスタジアム移転だ。「エディオンスタジアム広島」から「エディオンピースウイング広島」に本拠地が変わり、交通アクセスが向上した上に、観客とピッチの距離が近いスタジアム設計が観戦体験の質を大きく向上させた。
チームも好調で、シーズン終盤まで優勝争いを展開した。これにより観客の熱気が持続し、平日開催の試合でも空席が目立つことはほとんどなかった。2024シーズンのホームゲームは12勝3分け2敗と好成績で、スタンドからの応援がチームの力強い後押しとなった。
12月19日の記者会見で報告されたスタジアム運営状況によれば、「エディオンピースウイング広島」はサッカー以外のイベントでも成功を収め、音楽イベントやリレーマラソン大会で多くの来場者を集めた。11月末時点で総来場者数は1,180,000人を超え、サンフレッチェのクラブ会員数は前年比277%増の73,000人に到達する見込みだ。
1試合平均観客数は2023シーズンの16,128人から2024シーズンには25,609人へと激増。2025シーズンは、500,000人の観客動員を目標に掲げている。動員数の維持には、今シーズンの観客満足度がカギとなるだろう。
充実したスタジアム設備と好調なチーム成績が、クラブ人気を支えている広島。来季もスタジアムが熱気に包まれる日々が続くことが期待される。
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