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史上最高額は誰だ!? 冬の移籍金ランキング1〜10位。今季の市場でもあるか? 高額で引き抜かれたのは?

シリーズ:移籍金ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

8位:クリスチャン・プリシック(アメリカ合衆国代表)

クリスチャン・プリシック
【写真:Getty Images】

生年月日:1998年9月18日
移籍先:ドルトムント(ドイツ)→チェルシー(イングランド)
移籍日:2019年1月2日
移籍金:6400万ユーロ(約102.4億円)

 8位には、2019年冬にドルトムントからチェルシーへと移籍したクリスチャン・プリシックがランクインした。

 17歳でドルトムントのトップチームに昇格したプリシックは、トーマス・トゥヘル監督の下で序列を高めることに成功。10代のうちに強豪クラブの中心選手となり、欧州でも有数の若手アタッカーとして注目を集める存在となっていた。

 この活躍に目をつけたのがチェルシーで、2019年1月に6400万ユーロ(約102.4億円)の移籍金で獲得した。2018/19シーズンの残り半年間は期限付き移籍という形でドルトムントに残留し、2019年夏から正式にチェルシーの一員となった。

 アメリカ合衆国代表MFが合流した2019年夏のチェルシーは特殊な移籍市場を過ごしており、エースのエデン・アザールを放出した一方で、補強禁止処分の影響で他クラブからの補強が制限されていた。その中でプリシックはプレミアリーグで9得点4アシストと、多くの得点に絡む活躍を披露した。

 続く2020/21シーズンからは背番号10が与えられ、シーズン途中にはドルトムント時代に共闘していたトゥヘルが監督に就任したことで、より重要な存在になると考えられていた。

 ところが、かつての恩師の下で定位置を掴むことに苦戦。結果的に優勝を果たした2020/21シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では、レアル・マドリードとの準決勝の2試合で2得点に絡んだが、総合的に見ると活躍できたのは部分的だった。

 在籍最終年となった2022/23シーズンは公式戦30試合で1得点に留まるなど、徐々にチェルシーでの存在感が希薄となったプリシックは、2023年夏にACミランに移籍。ロンドンで輝けたのはわずかな期間だけだった。

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