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史上最高額は誰だ!? 冬の移籍金ランキング1〜10位。今季の市場でもあるか? 高額で引き抜かれたのは?

シリーズ:移籍金ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

9位:ピエール=エメリク・オーバメヤン(元ガボン代表)

ピエール=エメリク・オーバメヤン
【写真:Getty Images】

生年月日:1989年6月18日
移籍先:ドルトムント(ドイツ)→アーセナル(イングランド)
移籍日:2018年1月31日
移籍金:6375万ユーロ(約102億円)

 9位には、2018年冬にドルトムントからアーセナルに移籍したピエール=エメリク・オーバメヤンがランクインした。

 当時のアーセナルは“血の入れ替え“を行っている真っ最中で、2017/18シーズン途中にも関わらず、冬の移籍市場でアレクシス・サンチェスやオリヴィエ・ジルー、セオ・ウォルコットら功労者を放出。退団した彼らの代わりに白羽の矢が立った選手の一人が、ドルトムントで得点を量産していたオーバメヤンだった。

 同選手は2016/17シーズンにブンデスリーガで得点王に輝いており、2017/18シーズンも半年間で13ゴールと絶好調。新エース候補を求めていたアーセナルは、ドイツで得点を量産していた点取り屋を獲得するために、当時のクラブレコードを更新する6375万ユーロ(約102億円)の移籍金をドルトムントに支払った。

 オーバメヤンは加入直後から高額な移籍金に見合う活躍を披露し、2017/18シーズンは後半戦のみの稼働ながらプレミアリーグで10ゴールを記録。就任時のアーセン・ベンゲルからウナイ・エメリ、ミケル・アルテタと立て続けに監督交代が行われた中でもエースとして何度もゴールネットを揺らし、2019/20シーズン途中からは主将を務めた。

 アーセナルでの晩年は規律違反で主将をはく奪されるなど、在籍したすべての期間で成功を収めたわけではないが、クラブ通算92ゴールは直近の10年間における最多得点記録。近年でも屈指の大成功補強と言えるだろう。

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