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史上最高額は誰だ!? 冬の移籍金ランキング1〜10位。今季の市場でもあるか? 高額で引き抜かれたのは?

シリーズ:移籍金ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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 間もなく欧州主要リーグの冬の移籍市場が開幕する。冬は夏と比較をすると移籍の動きは少ないが、クラブによっては目先の課題を解決するために思い切った投資をすることもある。今回は、これまでの冬の移籍市場で成立したビッグディールの1~10位を紹介する。※移籍金は『Transfermarkt』を参照。順位はサイトに準拠

10位:オスカル(元ブラジル代表)

オスカル

【写真:Getty Images】

生年月日:1991年9月9日
移籍先:チェルシー(イングランド)→上海上港(現:上海海港/中国)
移籍日:2016年12月2日
移籍金:6000万ユーロ(約96億円)

 10位には、2017年冬にチェルシーから上海上港(現:上海海港)へと移籍したオスカルがランクインした。

 2011年に行われたU-20ワールドカップ(W杯)決勝でハットトリックを達成するなど、若くしてブラジル屈指のタレントと評価されたオスカルは、2012年夏にチェルシーと5年契約を締結した。同年夏に退団したディディエ・ドログバの背番号11を引き継いだことからもわかるように加入前から期待値が高く、1年目から不動のレギュラーに定着している。

 フランク・ランパードが12シーズン背負った8番を継承して迎えた2014/15シーズンには、自身初のプレミアリーグ優勝を経験。そのまま前任者のようにクラブを象徴する選手になるかと思われていたが、出場機会を減らした2016/17シーズン途中に中国スーパーリーグの上海上港への移籍を決断した。

 移籍金は当時のアジア史上最高額となる6000万ユーロ(約96億円)で、週給40万ポンド(約7600万円)という破格の待遇で迎えられた。その後、国内情勢やコロナ禍の影響もあって多くのスター選手が中国を離れる中でもクラブに忠誠を誓い、在籍ラストシーズンになることが確実視されている今季までの8年間で公式戦248試合に出場した。

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