31位:横浜FC
【写真:Getty Images】
本拠地:ニッパツ三ツ沢球技場
収容可能人数:15,442人
平均入場者数:6,963人
2024シーズンのJリーグ観客数ランキングで31位に入ったのは、シーズン最終戦でJ1昇格の切符を掴み取った横浜FCだ。土壇場で2位の座を守り抜いた“HAMABLUE”だが、1年でのJ1復帰を決めるまでにはファンから𠮟咤を受ける場面もあった。
シーズン全体を俯瞰して見れば、今季の横浜FCは安定した強さを発揮したことが分かる。3月24日に行われた明治安田J2リーグ第6節・鹿児島ユナイテッドFC戦を4-0で制すると、J1昇格プレーオフ(PO)圏内の3位に浮上。以降も安定飛行を続けると、8月3日の第25節・ジェフユナイテッド千葉戦(〇 2-1)の結果を受けてついに首位へと躍り出た。
リーグ最少失点の横浜FCとリーグ最多得点の清水エスパルスが激突した5月18日の第16節では、今季最多となる12,735人の観客が本拠地『ニッパツ三ツ沢球技場』に集結。横浜FCは清水の強力攻撃陣を無失点に抑え込み、2-0で勝ち点3を手にしている。
だが、シーズン終盤戦には思わぬ苦しみも待っていた。残り4試合で1勝すれば他クラブの結果にかかわらずJ1昇格が決まる状況だったものの、10月19日の第35節・ベガルタ仙台戦(● 0-3)、続く10月27日の第36節・ファジアーノ岡山戦(● 2-4)と連敗。8,698人の観客が訪れた11月3日のホーム最終戦でも、J3降格が決まっていた栃木SCとスコアレスドローに終わり、スタンドのファンからはブーイングが浴びせられた。
11月10日の第38節(最終節)、レノファ山口FCとのアウェイゲームを0-0で終えた横浜FCは歓喜の瞬間を迎えた。ファンからの厳しい声にも腐らず闘う姿勢を見せた選手たちは、見事J1復帰という大目標を達成。紆余曲折があったシーズンを成功で締めくくった。
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