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今季の明治安田J3リーグでは、20位のいわてグルージャ盛岡のJFL自動降格が決定しており、19位のY.S.C.C.横浜はJFL上位チームとの入れ替え戦に臨む。J3で散々な結果に終わると、その先に待っているのは「Jリーグ退会」というあまりに重く残酷な結末だ。今回は過去のJ3で残念な成績となってしまったチームを紹介する。
※スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照。情報は12月6日時点
カマタマーレ讃岐(2021シーズン)
【写真:Getty Images】
監督:上野山信行→ゼムノビッチ・ズドラブコ
最終順位:最下位(15位)
カマタマーレ讃岐の2021シーズンは散々なものだった。
讃岐は前シーズン限りで望月一仁監督が退任となり、上野山信行が新監督に就任。ジェネラルマネージャー(GM)を兼任しながらトップチームの指揮を執ることになった。
チームはシーズンの目標をJ2昇格に設定したものの、スカッドにはほとんど手を加えず。その不安は開幕後すぐに現実のものとなり、自分たちの首を絞めることになる。
開幕2連敗を喫する最悪のスタートを切り、3月末には上野山監督が辞任。西村俊寛が暫定的に指揮を執り、4月にゼムノビッチ・ズドラブコが後任監督に就任することになった。
だが、ズドラブコ新監督の下でもチームは復調することはできない。第7節から第10節を2勝2分で終えることには成功したものの、安定した勝ち方を確立させることはできなかった。
第20節からは勝てない時間が続き、第26節までの7試合では一度もゴールネットを揺らせず。さらに、ラスト10試合の結果は5分5敗と最悪のエンディングで2021シーズンを終えている。
開幕前の非現実的な目標設定と、圧倒的な得点力不足。2つの問題を抱えたまま戦った讃岐は、J3最下位になった。一度も上位争いに参加できなかった点も踏まえると、フロントの見立ては甘すぎたと言わざるを得ない。
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