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フォーカス 7時間前

あまりに期待ハズレ…。J2リーグ、2024年のガッカリ新戦力10人。新天地で最後まで苦しんだ男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ドウグラス・タンキ


【写真:Getty Images】

生年月日:1993年10月27日(31歳)
所属クラブ:清水エスパルス
2024リーグ戦成績:22試合4得点3アシスト

 ブラジル人FWドウグラス・タンキは、清水エスパルスのJ2優勝とJ1昇格に貢献したものの、期待されたほどのインパクトを残すには至らなかった。

 タンキは、2015シーズンにザスパクサツ群馬(現ザスパ群馬)、2017シーズンにはアルビレックス新潟でプレーしたキャリアを持つFW。過去の日本キャリアではケガの影響もあって大きなインパクトは残せなかったが、2023年はトルコのコジャエリスポルでリーグ戦19試合で10得点を記録。2024シーズンに満を持して清水に加入した。

 その成績からも、清水はタンキに「エース」としての活躍を期待していたはずだが、22試合出場で4得点3アシストという成績にとどまった。J2での活躍を期待されていたが、成績は物足りない印象を与えた。

 成績が伸び悩んだ理由は、負傷離脱ではなく、チーム内の競争にあった。シーズンを通して安定したパフォーマンスを見せた北川航也からレギュラーの座を奪うことができずに終わっている。

 そのため、途中出場が増えたが、持ち味の高さとフィジカルの強さを生かせるスーパーサブとして一定の成果は残している。

 その象徴的な試合が第29節の徳島ヴォルティス戦だ。この試合では途中出場から2得点を記録し、清水の逆転勝利に大きく貢献。ピッチに立てば違いをつくれる力を示したが、能力の高さを考えればJ2で無双できたのではないかという見方もできる。

 身長188cm・体重92kgの巨体は、J1のディフェンス陣にも脅威を与える武器であり、左足のシュートも十分に通用するレベルにあると考えられる。清水がJ1の舞台でどのような役割を与えるかは未知数だが、ターゲットマンとしての可能性は十分にある。2025シーズンはさらなる活躍に期待したいところだ。

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