25位:サガン鳥栖
【写真:Getty Images】
本拠地:駅前不動産スタジアム
収容可能人数:20,805人
平均入場者数:9,800人
今季惜しくもJ2降格となってしまったサガン鳥栖は、9,800人の平均入場者数を記録した。
2012年にJ1に初昇格を果たしてから、コロナ禍を除けば平均入場者数が1万人を下回ったシーズンは無かった。2018年、2019年の2シーズンは15,000人を記録したが、絶不調に陥った今季は、その3分の2を下回ってしまった。
今季最も観客を動員した試合は第32節に行われたアビスパ福岡との九州ダービーで、17,563人だった。前節まで10戦未勝利、6連敗を記録していた中でも最多動員を記録しており、このダービーの地力を感じることが出来る。
シーズン後半のホーム9試合のうち、過半数の5試合で1万人以上が来場しており、チームの降格の危機が、図らずも後半戦の観客増の一因となったといえるだろう。しかし、その5試合で1勝しかできず、ファンの期待に応えられないゲームが続いてしまった。
2011シーズンのJ2で、鳥栖は7,730人の平均入場者数を記録している。14年ぶりにJ2で戦う来季、クラブはこの数字を越えられるだろうか。13シーズンをJ1で戦い培ってきたクラブとしての力が、近い将来試される。