26位:アビスパ福岡
【写真:Getty Images】
本拠地:ベスト電器スタジアム
収容可能人数:21,562人
平均入場者数:9,698人
アビスパ福岡は、残念ながら今季J1のチームの中で最低の平均入場者数を記録してしまった。
その数は9,698人で、J1を戦うクラブの中で1万人を下回ったのは、福岡とサガン鳥栖の2クラブだけとなっている。2023シーズンのYBCルヴァンカップを制覇し、注目度が上がると思われた福岡だったが、昨季の9,766人から微減という形となった。
今季最多の1万7161人の入場者数を記録したのは第37節の浦和レッズ戦だ。ホーム最終戦となったこの試合は、今季限りで退任する長谷部茂利監督の本拠地ラストゲームでもあり、多くの福岡サポーターが長谷部監督の功績をねぎらった。
2番目に多い15,880人の動員数を記録したのは、第18節に行われた鳥栖との九州ダービーだった。鳥栖のホームゲームと比較すると福岡の動員数は下回るが、直近4シーズンの観客数をみると増加傾向にある。新型コロナウイルスの影響があったことを加味しても、2021シーズンに福岡のホームで行われた九州ダービーが4,996人、2022シーズンは7,993人、2023シーズンが13,719人だったことを考えると、注目度は年ごとに高まっていると言えるだろう。
1ケタ順位に食い込んできた後半戦にかけて観客数が増加したことも、クラブにとってプラス材料だ。前半戦2回のみだった1万人越えの試合は、後半戦に入ると4回に倍増した。
その後半戦でホーム6連敗を記録してしまったのは懸念すべきだが、多くのファンの前で勝利を届けることが出来れば、スタジアムもより活気を増すのではないだろうか。