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明治安田J3リーグは2024シーズンの全日程が終了した。今年も全国各地のスタジアムに多くの観客が足を運んだが、今季最も多くの観客が詰めかけたのはどのカードなのか。今回は、今季のJ3リーグ全380試合の中で最も観客を動員した対戦カードをランキング形式で紹介する。※観客数は『J.LEAGUE Data Site』を参照
2位:ギラヴァンツ北九州 vs カターレ富山(ミクニワールドスタジアム北九州)
【写真:Getty Images】
観客数:12,448人
開催日:8月17日(第24節)
リーグ再開後の初戦が強い。2024年の明治安田J3リーグ観客数ランキングで2位に食い込んだのは、ギラヴァンツ北九州とカターレ富山が『ミクニワールドスタジアム北九州』で相対した一戦だ。観客数は12,448人となっている。
北九州と富山は、好調を維持したまま夏の中断期間を迎えた。北九州は11試合負けなし、富山は8試合負けなしの状態でサマーブレイク入り。順位も北九州が7位、富山が4位と近く、両者の勝ち点差は「3」しかなかった。
『ミクニワールドスタジアム北九州』を舞台とした決戦は、シーズン終盤戦を占う戦いといっても過言ではなく、多くの観客がスタンドから声援を送った。
ホームの大歓声を受けた北九州が前半立ち上がりから積極性を見せ、24分には先制点を手にする。自陣から丁寧にビルドアップして前進すると、MF藤原健介がペナルティエリア右外から高精度のクロスを供給。これにFW永井龍が頭で合わせてゴールネットを揺らした。
アウェイの富山も反撃を試みるが、この時点でリーグ最少タイとなる16失点と堅守を誇る北九州の守備ブロックをなかなかこじ開けられない。すると、56分には北九州が2点目をゲット。FKのこぼれ球に反応した藤原が右足を振り抜いてゴールを陥れた。
試合は2-0で終了。無失点で終えた北九州がホームのサポーター達にリーグ再開後初勝利をプレゼントした。最終的に、北九州はJ3リーグを7位でフィニッシュ。J2昇格プレーオフ出場権を逃す結果となった。真夏のスタジアムで凱歌を揚げたイエローとレッドの大応援団は、来季にJ2昇格の夢を託すことになる。
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