松井大輔のドリブルの先にはいつも…
引退後は浦和レッズのロールモデルコーチ、横浜FCスクールコーチを務める傍ら、7月には日本フットサルトップリーグの理事長に就任。その活動は多岐に渡るが、それは松井氏の希望でもある。
「本当にいろんなところでコーチをやりたいんです。1つのクラブに留まらず、今もいろんなクラブで仕事をさせてもらっています」
松井氏にとってサッカーは「人と人を繋ぐもの」。「僕の人生の一部だと思っていますし、いろんな人とこれからも繋がって、また恩返しができたり、いろんな瞬間をともにできたらと思っています」。
「自分はドリブルを主に(武器に)していましたけど、最終的にスルーパスだったり、ゴールを決めてくれるのが好きだった。いろんな人にアシストしながら、人に巡り合えたことに感謝したい」
代名詞だったドリブルの先には、いつもパスがあり、シュートがあった。松井氏はこれからもボールを通じて人と繋がり、フットサルを含めた日本サッカー界をより高みへと運んでいってくれるはずだ。
(取材・文:加藤健一)
【関連記事】「そんな指示はオシム監督だけでした」ドリブラーの能力を最大化する味方の演出方法【特集:松井大輔のドリブル分析】
「ドリブルのミスは成功の布石」松井大輔だからこそ分かる久保建英の技術。一瞬生まれた3つ目の選択肢「久保は見逃しません」
【特集:松井大輔のドリブル分析】平河悠が「突破成功率を上げるには…」。パリ五輪では「重心のかけ方を修正する必要がある」 【了】