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コラム 5日前

マンUにあってマンCにはなかったもの。マンチェスター・ダービーの明暗を分けた”差”【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

明暗分かれた最終ラインの安定感

  その「差」とは守備の安定感だ。試合を通して、ディフェンス面のクオリティを示し続けたマンチェスター・ユナイテッドに対して、マンチェスター・シティの守備は組織性のない“ずさん”なものだった。

 マンチェスター・ユナイテッドは、この試合に向けてマーカス・ラッシュフォードとアレハンドロ・ガルナチョの両名がメンバー外に。2列目のレギュラー候補が2人いなくなったことで、これまでの試合では[3-4-2-1]の右ウイングバックで出場していたディアロが一列前に入り、3バックの一角で出場していたノゼア・マズラウィがスライドする形で右WBのポジションに起用された。

 モロッコ代表DFが抜けた3バックには、ベンチスタートが多かったハリー・マグワイアが先発に抜擢されている。このイングランド代表DFを3バックの中央に置き、左にリサンドロ・マルティネス、右にマタイス・デ・リフトという形で試合をスタートさせた。

 結果論ではあるが、アモリム体制では初の同時起用となったこの3バックの人選が勝利を手繰り寄せた。

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