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林穂之香がゴール!
イングランド・ウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)第10節、エバートン対マンチェスター・シティWFCが現地時間15日に行われた。試合はホームのエバートンが2-1の勝利を収めている。この試合では、エバートンに所属するなでしこジャパン(日本女子代表)MF林穂之香がゴールを決めた。
今節に首位のチェルシーがレスター・シティと引き分けたため、2位のシティは勝ち点差を縮めるチャンスだったが、そこに立ちはだかったのはエバートンだった。シティでは、ローラ・クームスとクロエ・ケリーが復帰するも、守備の要であるアレックス・グリーウッドが前回の試合で負傷。エースのカディジャ・ショーとローレン・ヘンプが不在と負傷者が続出している。そんな中、シティでは長谷川唯と藤野あおばがスタメン出場し、山下杏也加はベンチ入りも出番なし。エバートンの林はフル出場を果たした。
試合は31分にエバートンが先制に成功すると、続く39分に林にゴールが生まれる。メリッサ・ローリーが右サイドをドリブルで駆け上がり、中央にアーリークロス。走り込んできた林が受け、最後は巧みなコントロールから右足のシュートを放つ。ボールはシティDFカースティン・カスパリジの股を抜け、ゴールに吸い込まれた。
林の技ありのシュートが決まった。カスパリジに当たり、リフレクションとなったが、林の技術が光ったシーンだった。ゴール前で落ち着いているからこそ、生まれたゴールと言える。
2点を先行されたシティはその後、藤野からボールを受けた長谷川がペナルティエリア内で倒され、PKを獲得する。これをメアリー・ファウラーが決め、89分に1点差に追いつくが、同点ゴールを決められず、エバートンが勝利している。これでシティは今季リーグ戦2敗目。決勝トーナメント進出はすでに決まっているものの、19日に行われるUEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)グループD第6節のバルセロナ戦に向け、怪我人を含め不安要素が多い。