19位:柏レイソル
本拠地:三協フロンテア柏スタジアム
収容可能人数:1万5109人
平均入場者数:1万2070人
2シーズン連続でJ2降格をぎりぎりで回避した柏レイソルは、1試合平均観客数が昨シーズンの1万1130人から上昇し、今シーズンは1万2070人だった。
シーズン開幕時に好調だった柏は、第8節の浦和レッズ戦で1万4201人を動員。1万5109人収容の三協フロンテア柏スタジアムは、ほぼ満員の状態となり、スタジアムは大いに賑わいを見せた。その後も安定して観客が集まり、シーズン終盤にかけてさらに盛り上がりを見せた。
シーズン最多動員を記録したのは、第36節のアルビレックス新潟戦だった。この試合では1万4472人の観客が入場し、残留争いを繰り広げるチームを後押しする大声援が送られた。
今シーズンの観客動員の特徴は、終盤戦の盛り上がりが顕著だったこと。ラスト7試合のうち、5試合が1万3000人超えを記録した。
昨季も同様に、残留争いをしていたシーズン終盤のホームゲームで4試合連続の1万人超えを達成していたが、今季はそれを上回る形となった。ホームスタジアムでの盛り上がりが、シーズン平均観客数を押し上げる要因となった。
理想的なシナリオは、残留争いに巻き込まれないことだが、柏は2年連続で残留争いを強いられた。スタンドの熱気は高まったものの、ファンにとってはハラハラする試合が続いたと言える。
2025シーズンからは、徳島ヴォルティスや浦和レッズでタクトを振ったリカルド・ロドリゲス新監督が指揮を執ることが内定している。新体制の下で、ファンに降格の心配がないシーズンを届けることがクラブの目標となるだろう。