11位:東京ヴェルディ
本拠地:味の素スタジアム
収容可能人数:4万7851人
平均入場者数:2万976人
16年ぶりのJ1挑戦となった2024シーズンのリーグ戦を6位で終えた東京ヴェルディは、1試合平均観客数において2万976人を記録した。
ヴェルディは開幕戦で横浜F・マリノスと対戦。国立競技場で開催されたJリーグ初期の黄金カードとあって、5万3026人の観客が詰めかけ、大いに盛り上がった。
その後、収容可能人数4万7851人の味の素スタジアムに戻ってからも、スタンドは熱気に包まれ続けた。J2で過ごした2023シーズンの1試合平均観客数は7982人だったが、2024シーズンは1万人を下回る試合が1試合もなかった。
特に地理的に近いクラブや、Jリーグ発足時に加盟した「オリジナル10」同士の対決には多くの観客が集まった。FC東京との東京ダービーでは3万1746人が入り、ほかにも名古屋グランパス戦(2万105人)、FC町田ゼルビア戦(2万2480人)、鹿島アントラーズ戦(2万4814人)、浦和レッズ戦(2万7886人)、ヴィッセル神戸戦(2万1709人)、川崎フロンターレ戦(2万6387人)と、これらの試合はいずれも2万人を超える観客を動員した。
観客数が2万人を超えた試合は、マリノス戦とFC東京戦を除くと全てシーズン後半戦に集中している。この要因として、チームの好調な成績がファンの関心を高め、多くの観客をスタジアムに呼び込んだと考えられる。
Jリーグ創設期、1993年から3年連続で1試合平均観客数が2万人を超えていたヴェルディは、29年ぶりに1試合平均2万人超えを達成した。昨シーズンから約3倍の増加という脅威の上昇率で、ピッチ上の成績とスタンドの熱気の両方で成功を収めたシーズンだったと言えるだろう。
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