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サッカー日本代表は、2024年の活動をすべて終えた。1年間で多くの選手が森保一監督の元でプレーしたが、今回ピックアップするのは、今年招集されながらも一度もピッチに立てなかった選手たち。彼らは来年以降も日本代表に名を連ねることができるのだろうか。
GK:野澤大志ブランドン(のざわ・たいし・ブランドン)
【写真:Getty Images】
生年月日:2002年12月25日
所属クラブ:FC東京
FC東京の若き守護神である野澤大志ブランドンは、森保ジャパンで出場機会を得ることができないまま2024年を終えた。
2023シーズンにキャリアハイとなるJ1リーグ10試合に出場した野澤は、元日に行われた『TOYO TIRES CUP 2024』のタイ代表戦(〇 5-0)で日本代表初招集を果たす。さらに、AFCアジアカップ2023のメンバーにも選ばれた。
だが、正GKの鈴木彩艶や控えGK陣の大迫敬介、谷晃生らの壁を破ることは難しく、ピッチに立つ機会はついぞ訪れず。アジアカップ以降は招集外が続いている。
GKというポジションの特性上、継続して試合に出場するのは決して簡単ではない。FC東京で目覚ましい成長を遂げ、出場機会こそなかったもののオリンピックの舞台も経験した野澤であっても、森保ジャパンで出場機会を得るのは至難の業だったようだ。
森保一監督がセリエAで躍進している鈴木を正GKに据え、バックアップとして大迫と谷を継続して選んでいる以上、彼らに負傷などのアクシデントがない限り、野澤にチャンスが訪れる可能性は極めて低い。
現代サッカーにおいて、身長190cm超えのGKは「世界基準」となっている。193cmと恵まれた身体を持つ野澤は、日本代表が世界の強豪と競り合っていくうえで必要なサイズ感を備えている数少ないGKだ。
また、安定したハイボール処理や、鋭い反射神経を生かしたセービングも魅力的。まだ若いため、今後さらに実力を伸ばす余地も残している。
しかし、2024年に一度も森保ジャパンで出場ゼロだったという事実は変わらない。来年に突如出場機会が訪れる可能性も低く、このまま当分代表活動からフェードアウトしてしまうかもしれない。
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