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コラム 6日前

アーセナル、アルテタの采配は間違っていた。選手起用で優先すべきは質だけじゃない【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 竹内快 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第16節、アーセナル対エヴァートンが現地時間14日に行われ、0-0のドローに終わっている。最後までゴールを奪えなかったアーセナルは、選手起用における問題が浮き彫りになった。果たしてデクラン・ライスとユリエン・ティンバーの起用法は正しかったのか。ミケル・アルテタ監督の采配は、選手の質を優先しすぎているように見える。(文:竹内快)

ライスの最適ポジションは…

アーセナルのデクラン・ライス
【写真:Getty Images】

 デクラン・ライスはどのポジション(役割)で起用すべきか。

 この問題は彼がノースロンドンにやってきた昨季のみならず、今季もサポーターたちの間で盛んに議論されている。

 選択肢は2つだ。左インサイドハーフ(IH)か、アンカーか。ライスの実力があればどちらの役割でもプレーすることは可能なのだが、チームに最大限貢献できるポジションは今日まで明確になっていなかった。

 多くの人は、ライスの左IH起用を望んでいるようだ。。そこには、豊富な運動量を誇るライスを中盤の底に固定しておくことはもったいないというポジティブな理由と、昨季アンカーの位置で起用した際にチームに機能不全をもたらしたというネガティブな理由がある。「ライス下りすぎ問題」は最前線と最終ラインの分断を招き、しばしばフォワードの選手が孤立する事態を生んだ。

 賛否両論あるなかで、筆者は将来的にライスをアンカーとして起用すべきだと考えている。

 今回のエヴァートン戦ではライスのプレーに大きな成長が見られた。アンカーとして起用されたイングランド代表MFは、ビルドアップにスムーズに溶け込んでいたのではないだろうか。

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