11位：浦和レッズ対鹿島アントラーズ（埼玉スタジアム2002）

【写真：Getty Images】

観客数：48,638人
開催日：6月22日（第19節）

　J1リーグ第19節、浦和レッズ対鹿島アントラーズは、“伝統の一戦”らしい激しい打ち合いとなった。

　強いライバル関係でも知られるチーム同士の対戦だったこともあり、浦和の本拠地である埼玉スタジアム2002には48,638人のサポーターが来場している。

　目まぐるしく攻守が入れ替わる中で先制点を手にしたのはアウェイの鹿島だった。エースの鈴木優磨が3分に先制点を決めると、42分にも同選手が追加点を奪い、前半を2点リードで折り返した。

　ホームチームからすると流れは最悪だったが、後半は相手にほとんど決定機を作らせることなく自分たちのペースに。76分に武田英寿を投入してからは完全に流れを掌握し、77分に同選手が1点差に詰め寄るゴール。そして迎えた後半アディショナルタイムにはFKから再び武田がゴールネットを揺らして同点に追いついた。

　両チームともに消耗が激しかったこの試合は2-2の引き分けで終わり、どちらのプライドも見える今季のJ1屈指の好ゲームとなった。