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Jリーグ 1週間前

鎌田大夢の焦り、成長、そして後悔。ベガルタ仙台の背番号10「付けて良かった。でも早かった。もっと似合うように」【コラム】

シリーズ:コラム text by 小林健志 photo by Getty Images

「(10番は)まだまだ早いな」「後悔することも多かった」

「岡山の昇格が決まった景色を間近で見て、ものすごく悔しかったですし、羨ましかったですし、それを経験できたというのは確実に来年につながると思います。個人としてのサッカー人生においても、ものすごく重要な経験になってくると思うので、しっかり今日のことを忘れないで来年につなげていきたいですね」

 J1昇格に沸く岡山の選手たちを見ながら、静かに来季に向けて闘志を燃やす。仙台で背番号10を付けて臨んだ初めてのシーズンだったが、「早く試合に出ないと、試合に出て活躍しないと、という焦りはありましたけど、でも(10番を)付けて良かったなと思っていますし、やっぱりまだまだ早いなというのも実感しましたし、もっと似合うように成長していきたいなと思いました」と、もっと背番号に見合った存在感を見せようと意気込む。

「期待されてるというのは実感していましたけど、頑張れというような声もすごく良かったので、(サポーターに)背中押してもらいました」と背番号10の躍動を期待するサポーターにも感謝を述べた。

「今年は結構後悔するようなことも多かったですし、そういう後悔の無いような1年にしていきたいですね」と最後に語った鎌田。良かったことだけでなく苦しみも感じた1年を無駄にせず、新たな仙台の背番号10としてもっと凄みを見せるため、来季もさらなるアップデートを目指す。

(取材・文:小林健志)

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