6位:横浜F・マリノス
本拠地:日産スタジアム
収容可能人数:7万1624人
平均入場者数:2万4843人
横浜F・マリノスは2024シーズンのJ1リーグで1試合平均2万4843人の観客を動員した。コロナ禍以前の水準と比較すると大差はないが、昨シーズンの2万7716人からは大幅な減少となった。
この観客減少の要因として最も大きいのは、リーグ戦での不振だろう。2023シーズンを2位で終えた名門は、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を並行して戦う過密日程の影響もあり、リーグ戦では苦戦が続いた。14位まで順位を落とした時期もあり、観客数にもその影響が表れた。
特に第16節のサガン鳥栖戦は、ニッパツ三ツ沢球技場(収容人数1万5442人)での開催だったこともあって、今季最少の8504人という観客数にとどまった。
シーズン最多動員は、第28節のセレッソ大阪戦で、国立競技場での開催で4万7926人の観客数を記録した。日産スタジアム開催のゲームで最多動員は、最終節の名古屋グランパス戦で4万2866人だった。
2023シーズンは国立競技場でのホームゲームがなかったものの、日産スタジアム開催だった川崎フロンターレ戦で4万2772人の観客を動員し、スタジアムは熱気に包まれていた。優勝争いを繰り返してきた横浜F・マリノスのファンにとって、2024シーズンの不振は期待外れだったと言えるかもしれない。
ACL決勝第1戦のアル・アイン戦では、5万3704人の大観衆が日産スタジアムを訪れた。アジアの頂点を懸けた一戦と比較するのは難しいが、もしリーグ戦でも優勝を争える位置にいれば、さらに多くの観客がスタジアムを訪れていた可能性は高いだろう。