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なぜこうなった…。J1リーグ、今季のガッカリクラブ6選。まさかの期待ハズレに終わったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

セレッソ大阪

セレッソ大阪
【写真:Getty Images】

最終順位:10位
監督:小菊昭雄

 混戦極めた今季のJ1リーグで、セレッソ大阪は徐々に失速してしまったクラブの1つだ。首位に立っていた時期もあったものの、最終順位はまさかの2桁になってしまっている。

 序盤戦はほぼ完璧だった。開幕戦となったFC東京戦(2-2)、次の鹿島アントラーズ戦(1-1)こそ引き分けたものの、そこからリーグ戦3連勝。第8節まで負け無しという快進撃を見せ、首位に登り詰めている。

 しかし、この8試合がピークだった。第9節・名古屋グランパス戦(1-2)に破れると調子を崩してしまう。第14節まで3連敗を含む6試合勝利無しと不振に陥った。

 その後、チームはやや復調するも、7月から再び不調に。公式戦7試合勝利無し(3分4敗)を記録し、一時は12位まで順位を下げている。

 尻すぼみなパフォーマンスとなってしまった要因には、エースへの依存度が高すぎたこと、そして万全な補強ができなかったことが考えられる。

 チームの攻撃は今季リーグ戦38試合で21ゴールを奪ったレオ・セアラの個人技頼みという格好となっていた。もちろん、これほどゴールを奪える点取り屋がいるのだから頼ることは間違いではない。が、上位躍進にはセアラに続く第二、第三の矢の存在が必要だったのではないだろうか。

 ブラジル人FWはポストプレーでも大きな存在感を発揮していたため、彼が対策されてしまうとチームはたちまち攻め手を失ったように見えた。簡単なことではないが、セアラのポジションを脅かせる選手の補強が望まれる。

 最終的に、C大阪は10位でシーズンを終えることになった。序盤の成績を考えると、この結果はサポーターを失望させたといっても過言ではないだろう。

 今季限りで4年間指揮をとった小菊監督は退任となり、来季は久しぶりに新体制で臨むことになる。悲願のタイトル獲得に向けて、C大阪の課題は山積みだ。

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