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コラム 1週間前

リバプール、遠藤航に迫る決断のとき。移籍か残留か…。はたまた第3の選択肢も!? 「試す価値は十分にある」【コラム】

シリーズ:コラム text by 内藤秀明 photo by Getty Images

残留なら新境地開拓もあり得る!?

 一方で、正解の選択肢ではなく、一人のサッカーファンとしての好みの決断を語るのであれば、筆者は遠藤に今年は残留をしてほしい気持ちもある。なぜなら、今シーズンの遠藤は終盤戦にCBとして新境地を開く可能性があるのではないかと予想しているからだ。

 というのも現在のリバプールは、CBの選手層がやや薄い。ファン・ダイクとイブラヒマ・コナテのコンビは世界でも屈指のクオリティだが、控えメンバーがやや心許ない。これまではジョー・ゴメスと、ジャレル・クアンサーがCBの代役を務めているが、二人ともに十分なパフォーマンスを披露出来ているわけではない。

 三番手のゴメスは足元の技術が高く、スピードも上背もある選手だが、27歳になっても集中力の持続と状況判断に課題を残していることもあり、今季の序盤戦はサイドバック(SB)で起用されることの方が多かった。しかし、主力のコナテが負傷離脱したことで、直近リーグ戦ではCBとしてスタメン出場する機会が増えている。

 すると、第13節のマンチェスター・シティ戦では悪目立ちせず良いプレーを見せてファンを喜ばせたが、第14節のニューカッスル・ユナイテッド戦では不安定なパフォーマンスを披露してしまった。どんな試合でも安定してプレーするのは難しいようだ。

 クアンサーはそのゴメスよりも序列は下で、開幕戦こそCBでスタメンだったが、以降は序列を落として、直近はSBでプレーすることも増えている。結局のところスロットのお眼鏡に叶うCBは現状いないのだ。

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