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明治安田J1リーグの第38節、サガン鳥栖対ジュビロ磐田が行われ、3-0で鳥栖が勝利した。今季の悪い所が象徴されたかのような敗戦を喫した磐田は1年でのJ2降格が決定。現役を引退する山田大記に代わり、来季以降はチームを引っ張る存在として期待される上原力也は、今の磐田に足りないものを冷静に分析している。(取材・文:河治良幸)
「またゼロからチームを作り直すということを繰り返していると…」
ジュビロ磐田はアウェイでサガン鳥栖に0-3の完敗を喫して、J2降格が確定した。
他会場では最後まで磐田と残留争いをしていたアルビレックス新潟が、アウェイで浦和レッズとスコアレスドロー。柏レイソルは北海道コンサドーレ札幌に0-1で敗れたが、得失点差が開いており、仮に磐田が鳥栖に勝利しても降格という結果は変わらなかったかもしれない。
それでも最後まで希望を捨てずに現地で、あるいは映像でも応援してくれたサポーターに勝利を届けられなかった事実は重い。
現役ラストゲームでキャリア4度目の降格を味わった、キャプテンの山田大記は今後のチーム作りについての持論を主張した。
「第一線を退く立場として無責任に言わせてもらうと、降格するたびに、例えば(藤田)俊哉さんのポジション(スポーツダイレクター)とか、監督が全て責任を取って、またゼロからチームを作り直すということを繰り返していると、なかなかクラブとして積み上げていけない。
もちろん色んなことを言う人がいるかもしれないけど、誰かが残って、その上に来年積み上げていくということをやっていかないと、いつまで経っても同じことを繰り返してしまうんじゃないか」