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サムエウ・リーノが圧巻のゴラッソ
ラ・リーガ第16節のアトレティコ・マドリードとセビージャの一戦が、現地時間8日にエスタディオ・メトロポリターノで行われた。試合はホームのアトレティコが、4-3と打ち合いを制している。1点ビハインドの状況の中、サムエウ・リーノが79分に決めた同点弾は、圧巻だった。
この試合まで公式戦8連勝中と好調を維持している3位アトレティコが、13位セビージャをホームに迎えたこの一戦。ホームチームは、ロドリゴ・デ・パウルのゴールで10分に先制に成功したが、僅か2分後にドディ・ルケバキオに個人技からゴールを許し、同点に。さらに、32分と57分にも失点し、1-3と2点リードを奪われる苦しい展開となる。
しかし、62分にアントワーヌ・グリーズマンが素晴らしいファーストタッチから利き足とは反対の右足でネットを揺らし、一点差に迫る。そして、迎えた79分。ジュリアーノ・シメオネに代わり、75分からピッチに投入されていたリーノが魅せる。
コケのパスをボックス手前中央で受けたリーノは、左足でトラップすると迷わず右足を振り抜く。このミドルシュートがゴール左隅に決まり、3-3の同点に追いついた。このゴールまで再三攻め込んでいたアトレティコは、アレクサンデル・セルロートが2度のヘディングでの決定機を決められない嫌な流れの中、24歳のリーノが地を這うような素晴らしいシュートを決めてみせた。
このゴールで追いついたアトレティコは、後半アディショナルタイムにグリーズマンがこの日2点目となる逆転ゴールを決めて、4-3の逆転勝ち。バルセロナとレアル・マドリードが不安定な戦いを続けている状況で、アトレティコは公式戦9連勝を飾っている。