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明治安田J1リーグの第38節、浦和レッズ対アルビレックス新潟が8日に行われ、スコアレスドローに終わった。今季で引退する興梠慎三と宇賀神友弥にホームの大歓声の前で勝利を捧げたかった浦和だが、その願いは届かず。2人と一緒にプレーをしてきた安居海渡は、偉大な先輩たちの背中を見ながら来季の再起を誓った。(取材・文:石田達也)
お互いに負けられない一戦となった今シーズン最終節
「つなぎたい部分はつなげていましたし、守るべきところは、しっかり守れたので、そこは良かったと思いますけど、ただ勝ててないし、点も取れていないので、もったいない試合だったと思います」と、ダブルボランチの一角として出場した安居海渡は振り返った。
公式戦だけに結果を求められる一戦だが、この試合はさらに特別だった。今シーズン限りでの現役引退を表明している興梠慎三と宇賀神友弥のためにホームゲームで勝って笑顔で送り出す。これが浦和レッズに求められていたことだ。
一方のアルビレックス新潟にとっても勝ち点を落とせない理由がある。試合開始前時点で17位で、降格圏のジュビロ磐田までの勝ち点差は3。引き分け以上で残留達成はできるが、敗戦となった場合は他会場の結果次第となるため、両者とも負けられない事情を抱えていた。