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来年は微妙? 2024年、サッカー日本代表に招集も出場ゼロだった5人。一度もピッチに立てなかったのは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:望月ヘンリー海輝(もちづき・ヘンリー・ひろき)

望月ヘンリー海輝
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年9月20日
所属クラブ:FC町田ゼルビア

 FIFAワールドカップ26・アジア最終予選の9月シリーズを目前に控えた8月29日、森保ジャパンの招集メンバー26人が発表された。伊東純也や三笘薫、久保建英、遠藤航といった常連組が顔を揃えるなかで、メディアやファンの間で“サプライズ”と騒がれたのが望月ヘンリー海輝の初招集だった。

 身長192cmの大型SB(サイドバック)である望月は、まさに“ロマンの塊”のような選手だ。圧倒的なフィジカルを武器に高い推進力でタッチライン際を疾走し、セットプレー時に高さを生かした空中戦で相手に脅威を与えるその姿は、明るい未来を感じさせるには十分なインパクトを有している。まだまだ粗削りな部分もあるが、23歳の未完の大器には大きな期待をかけずにはいられない。

 とはいえ、ポテンシャルだけで出場機会を掴めるほど、森保ジャパンの競争は甘くない。9月シリーズに続いて10月シリーズでも招集を受けた望月だったが、出場機会はなし。10月15日に『埼玉スタジアム2002』で行われたアジア最終予選第4節のオーストラリア代表戦(△ 1-1)ではベンチ入りを果たしたものの、ピッチに立つことはできなかった。

 まずは、所属クラブで安定したパフォーマンスを披露することが最優先事項。来季もFC町田ゼルビアでプレーするかどうかは定かではないが、さらなる進化こそが日本代表での出場機会獲得のための必須条件だ。

 繰り返しになるが、望月には明るい未来を感じさせてくれるだけのポテンシャルがある。来年はキャリアの飛躍を懸けた勝負の1年になるだろう。

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