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移籍大成功!? 新天地で輝く欧州日本人(6)まだ先発は1度のみ…。日本期待の大器は武者修行中

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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欧州主要リーグの2024/25シーズンが開幕して2カ月が経過し、夏の移籍が正しかったかどうかの答えが出始めている。今回は、ヨーロッパでプレーする日本人選手を対象に、特に新天地での活躍が目立っている選手をピックアップして紹介する。※各データは11月6日時点の『transfermarkt』を参照。

MF:松木玖生

サッカーU-23日本代表の松木玖生
【写真:Getty Images】

生年月日:2003年4月30日
所属クラブ:ギョズテペ(トルコ)
24/25リーグ戦成績:7試合0得点1アシスト

 

 サッカー日本代表の未来を担うと期待されている松木玖生は、今年夏にFC東京からイングランドのサウサンプトンに加入し、労働ビザの関係で今季はトルコのギョズテペでレンタル選手として研鑽を積んでいる。

 リーグ戦開幕前の負傷で出遅れた松木は、第3節のアランヤスポル戦でヨーロッパデビューを果たし、その後少しずつ出番を増やしている。

 第9節のエユプスポル戦では移籍後初の先発出場を果たしたが、前半のみで交代を命じられた。スタニミール・ストイロフ監督はトルコメディア『yeniasir』で「彼はとても若く、クオリティーの高い選手だ。加入後にケガもあった。若い選手がミスなくプレーするのは容易ではないが、我々は彼らをサポートし、ポテンシャルを最大限発揮できるように取り組んでいく」とコメントし、擁護した。

 続く第10節トラブゾンスポル戦で松木は後半途中から起用されると期待に応え、アディショナルタイムにポストプレーで決勝点を演出し、ヨーロッパでの初アシストを記録した。

 まだ先発は1度のみで、レギュラーの座をつかんだわけではない。しかし、21歳の若手として、あるいはヨーロッパ1年目のシーズンとしては十分に評価できる内容と言えるだろう。

 ここからレギュラーをつかみ、次のシーズンにプレミアリーグ挑戦というのが理想的なルートであり、そのためのステップを着実に重ねていくことが期待される。

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