海外日本人選手　最新ニュース

【写真：Getty Images】

旗手の新ライバル登場！？

　セルティックは、チェルシーに所属するMFカーニー・チュクエメカをレンタルで獲得する可能性があるようだ。国内リーグで無双し、UEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）でも奮闘している同クラブは、さらなる戦力拡充を成し遂げるのだろうか。イギリスメディア『Football Insider』が現地時間6日に報じた。

　セルティックには日本代表MF旗手怜央、FW前田大然、FW古橋享梧らが在籍しており、国内リーグでは13勝1分けの無敗をキープ。欧州CLでは、アタランタと引き分け、ライプツィヒに勝利するという結果を残している。今季のすべての公式戦でまだ1度しか負けていないセルティックは、残りのシーズンでも競争力を維持するために、今冬の補強が噂されている。

　一方の21歳のチュクエメカは、出場機会の確保に苦しんでいる。エンツォ・マレスカ新監督が就任したチームにおいて完全に余剰戦力となっており、出場試合数はわずかに4。それもすべてカップ戦、かつ途中出場したものとなっている。クラブは不良債権化を避けたいようで、同メディアは、「来夏の移籍市場で彼を完全移籍で放出することを検討しているため、今冬の期限付き移籍は、全ての当事者にとって最適な選択肢と認識されている」と、1月からの半年間のレンタル移籍を予期している。

　しかし移籍には障壁もあるようで、「チュクエメカがレンタル移籍をする場合は、チェルシー側が彼の給料を負担する必要がある」と、経済面の課題を指摘している。また、この条件をチェルシーが呑むかどうかにかかわらず、そもそもセルティックの中盤には旗手を筆頭に、MFカラム・マクレガー、MFアルネ・エンゲルス、そしてMFパウロ・ベルナルドらがおり、競争は熾烈となっている。果たして移籍は実現するのだろうか。