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史上最強は誰だ!? 日本人歴代“高額”市場価値ランキング11〜20位。今後トップ10に入りそうな勢いを持つ選手は?

シリーズ:歴代市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

19位:中田英寿(なかた・ひでとし)

中田英寿
【写真:Getty Images】

生年月日:1977年1月22日
最高市場価値:1000万ユーロ(約16億円)
更新日:2004年10月4日(当時27歳)

 日本人選手の価値が評価され、欧州のビッグクラブでも活躍できるようになったのはここ数年の話。日本がまだまだ発展途上の2004年の時点で、すでに1000万ユーロ(約16億円)の価値を有していた中田英寿はまさに日本のレジェンドである。

 当時の中田はセリエAのフィオレンティーナに所属していたが、度重なる怪我もあり思うようなパフォーマンスを発揮できなくなっていた。事実、その後はイングランドのボルトンに期限付き移籍をし、2006年のFIFAワールドカップ(W杯)ブラジル大会での敗退を機に現役を引退している。

 中田が一番輝きを放っていた2000年ごろに市場価値がついていたら一体どれほどの金額になっていただろうか。『transfermarkt』が日本人選手に市場価値をつけた最初のタイミングが2004年だったこともあり、それを算出することができないのは残念なことだが、ペルージャで見せたセンセーショナルなセリエAデビューに始まり、ローマでのスクデット獲得などの輝かしい成績を考えると、相当な額がついていてもおかしくない。

 プレースタイルにおいても、強靭なフィジカルを武器に、長短の鋭いパス、中盤の選手でありながらボックス内に入っていきゴールを決め切る得点感覚など、まるで現代のサッカーを象徴するかのような選手だった。

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