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世界有数の才能が集まる欧州リーグには、今夏のユーロ2024(欧州選手権)で大活躍したラミン・ヤマルをはじめ、毎年のように各国の期待を背負う若手選手たちが台頭している。今回は、今季中に大ブレイクをしても不思議ではない21歳以下の期待のブレイク候補を紹介する(成績は11月25日時点)。
DF:ジョエル・オルドニェス(エクアドル代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2004年4月21日
所属:クラブ・ブルージュ(ベルギー)
市場価値:900万ユーロ(約14.4億円)
今季リーグ成績:10試合0得点0アシスト
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近年のエクアドル代表は、モイセス・カイセド(チェルシー)やピエロ・インカピエ(レバークーゼン)、ウィリアム・パチョ(パリ・サンジェルマン)ら若い世代を中心に欧州のビッグクラブで活躍する例が増えている。
そんな彼らに続きそうな期待の有望株がクラブ・ブルージュでプレーするジョエル・オルドニェスだ。先述した3選手と同じくエクアドルの名門インデペンディエンテ出身のセンターバック(CB)で、優れたアスリート能力と高精度のキックが高い評価を得ている。
その注目度が上がり始めたのは今年3月頃からだろう。それまでターンオーバーを敷かない国内リーグではほとんど出場機会がなかったが、怪我が明けた昨季終盤にスタメンに定着すると好プレーを連発。正確なフィードでチームのストロングポイントであるWGにボールを届け、守備の場面でも徐々に対人戦で優位に立つことができる機会が増えている。
評価を大きく高めるキッカケとなったのが今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でのパフォーマンスだ。ミラン戦ではポスト直撃の強烈なミドルシュートを放ち、アストン・ヴィラ戦では対峙したイングランド代表FWオリー・ワトキンスを完封。最終ラインからの1本のパスで決定機を演出する場面もあるなど、攻守にわたって近い将来のステップアップを予感させる良いプレーを披露している。
この2試合の後に行われたエクアドル代表の試合ではボリビア代表戦、コロンビア代表戦の2試合で先発出場。ワールドカップ南米予選で5試合連続無失点という堅守のエクアドル代表の一員となり、インカピエとパチョとの併用にも問題がないことを証明した。
気になるのがその去就だろう。オルドニェスとクラブ・ブルージュは今年8月に契約延長したばかりだが、特にプレミアリーグには即戦力CBの補強が必須なクラブが多く、早ければ今季の冬の移籍市場での移籍の可能性もある。
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