会長は当初こそ否定も…。一転して「売却する」
この報道に対し、トリノがすぐに反発。事実無根な記事であると主張し、交渉の存在を完全否定。紙面での訂正を求めた。これに対し『ラ・スタンパ』は、金融・商業分野における3つの異なる情報筋から得たものであり、記事は真実であると反論している。
カイロはその後も、レッドブル側との会談はなかった、トリノは売出し中にはないと頑なに否定しているが、11月21日にはカイロが、2億ユーロ(約320億円)でクラブを売却する可能性があることも報じられた。
後日、『ラディオ・スポルティーヴォ』のインタビューで「自分よりも優秀で、お金を持っている人間が現れれば、売却する。生涯に渡りトリノのオーナーを務めることはない」と言明。この発言により、トリノの売却の可能性は一気に高まっている。
大宮アルディージャの買収金額は約3億円とされているが、ローマが前オーナーのジェイムス・パロッタから、現オーナーであるフリードキン・グループの手に渡った時の売却額が、5億9100万ユーロ(約945億6000万円)であったことを考慮すると、2億ユーロ(約320億円)という金額は、現実的な数字だと言えるだろう。