フットボールチャンネル

Jリーグ 2か月前

「頬を引っ叩かれたような気持ちに」福岡将太は焦りや悔しさを整理して飛躍へ。心に留めるガンバ大阪指揮官の言葉【コラム】

シリーズ:コラム text by 高村美砂 photo by Getty Images

ポヤトス監督から掛けられた「本当に重みのある言葉」

「練習後にダニ(ポヤトス監督)に呼ばれて、ここまで積み上げてきたことへの評価と『福岡将太という選手をお前は磨き続けてくれた』という言葉をかけてもらった。それは僕の中では本当に重みのある、自分に自信を持てる言葉でした。これからも過信はせず、でも自信を持ってこの経験を今後のサッカー人生に繋げていきたい」

「天皇杯で味わった悔しさを忘れることはないけど、同大会ではもう取り戻せないからこそ残り2つ、ここまで応援してきてくれたサポーターのみんなに恩返しをするためにも、シーズンの集大成という戦いを、新潟戦とホームでの最終節・サンフレッチェ広島戦で見せたい。また改めてチームを代表して戦うことや、誰かのために戦うことの計り知れない責任の大きさを再認識したからこそ、それをプレーで表現していかなくちゃいけないと思っています」

 結果的に、狙っていた節目のゴールは取れなかったものの、56分にペナルティエリア内に侵入した新潟・小見洋太への対応で見せた守備力は、センターバックとしてゴールと同様の価値があるプレーだったと言える。そのシーンを含め、最後まで集中を切らさず、ゴールに鍵をかける守備を示せたことも。それによって掴んだ『完封勝利』は、いろんな葛藤ともしっかり向き合いながら積み重ねてきた『100』の証でもあった。

(取材・文:高村美砂)

【関連記事】
「ガンバ大阪が積み上げてきたものが形に」鈴木徳真が背景を語る「ガンバの歴史に名前を…」【コラム】
宇佐美貴史が感じるガンバ大阪の変化と成長「歴史の中で、どのチームとも違う顔を持っている」「ほとんど別のチームに」
【最新順位表】2024明治安田Jリーグ J1・J2・J3全60クラブ 優勝・昇格・降格
【了】
1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!