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欧州で大苦戦中…。今冬Jリーグに戻るべき日本人6人。もう限界…。戻っておいでと言ってあげたい選手たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:奥抜侃志(おくぬき・かんじ)


【写真:Getty Images】

生年月日:1999年8月11日
所属クラブ:ニュルンベルク(ドイツ)
24/25リーグ戦成績:5試合1ゴール0アシスト

 ニュルンベルクでプレーする元日本代表MF奥抜侃志は、戦術変更によって定位置を失っている。

 現在25歳の奥抜は昨夏にニュルンベルク(ドイツ2部)に加入。背番号11のユニフォームを着用し、昨季はリーグ戦30試合に出場した。

 主力として活躍した同選手は、今季の開幕節カールスルーエ戦(2-3)で1ゴール1アシストの成績を残し上々のスタートを切ることに成功。今季から就任したミロスラフ・クローゼ監督の下でも安定した出場機会を確保するかに思われた。

 しかし、クローゼ監督が行った「システム変更」によって出場機会が激減するどころか、ベンチ入りすら叶わなくなってしまう。

 ニュルンベルクはこれまで4バック(4-1-4-1)を基本フォーメーションとしていたが、9月からは新たに3バック(3-4-1-2)を採用。左ウイングを主戦場とする奥抜は本職ポジションを失い、このシステム変更の犠牲者になってしまった。第7節ハノーファー戦以降、ベンチ外の試合が続いている。

 ここまでチームはリーグ戦14試合を戦っている。そのうち、4バックを採用した最初の6試合では2勝1分3敗。3バック採用後の8試合では3勝3分2敗と、単純に成績だけを見ても指揮官の采配が”ハマっている”ことが分かるだろう。

 当然ながら、この状況ではクローゼ監督がシステムを元に戻す可能性は低く、奥抜の出場機会が大幅に増えることは考えにくい。今冬の移籍市場では、奥抜の動向に注目だ。

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