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あまりに期待ハズレ…。Jリーグ、2024年のガッカリ新戦力10人。新天地で最後まで苦しんだ男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:井上詩音(いのうえ・しおん)

井上詩音
【写真:Getty Images】

生年月日:2000年4月25日
所属クラブ:名古屋グランパス
2024年リーグ戦成績:2試合0ゴール0アシスト

 名古屋グランパスユース出身の井上詩音は、専修大学を経て昨季ヴァンフォーレ甲府でJリーグデビューを果たした。デビューシーズンから早速リーグ戦30試合に出場し、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも活躍するなど一気に存在感を高めると、今季初めに古巣の名古屋加入を掴み取り、J1初挑戦を果たした。

 まさにあっという間のステップアップを遂げた井上だったが、今季はかなり苦しかったと言えるだろう。

 開幕戦の鹿島アントラーズ戦からスタメンで起用された井上だったが、チームはホームで0-3と完敗。次節からは控えに回ってしまった。

 以降はハ・チャンレや怪我から復帰した河面旺成の後塵を拝することとなり、結局今季ここまでのリーグ戦で出場したのは第2節までの2試合のみである。ベンチ入りすらもできない状況が続いており、全くと言っていいほどチームに貢献できないシーズンを送ってしまった。

 それでも、井上は今季が大卒2年目のシーズンであり、チーム内での立場が好転する可能性はある。井上の来季は自身の進退がかかったシーズンとなるだろう。

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