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明治安田J1リーグは12月8日にリーグ戦最終節を迎える。今シーズンも新天地で華々しい活躍を見せた選手がいる一方で、思ったような成績を残せずサポーターの期待に応えられなかった選手もいる。今回は移籍初年度の今季、精彩を欠いた選手を10人ピックアップして紹介する。(成績は「transfermarkt」参照)
FW:小柏剛(おがしわ・つよし)
【写真:Getty Images】
生年月日:1998年7月9日
所属クラブ:FC東京
2024年リーグ戦成績:10試合2ゴール0アシスト
FC東京に所属する小柏剛は、今季も怪我に悩まされるシーズンを送ってしまった。
明治大学で活躍を見せ、2020年に北海道コンサドーレ札幌でプロデビューを果たした小柏は、2021年にリーグ戦30試合7ゴール、昨季は同22試合6ゴール6アシストを記録。毎年怪我で離脱するものの、出場さえすれば圧巻のスピードで相手の最終ラインにプレッシャーを与え続け、チームの攻撃を支えてきた。
そんな小柏は今季からFC東京へと加入。前線のポジションならどこでもできる万能さを活かし、FC東京の攻撃をさらに活性化させる活躍が期待されていた。
しかし、今季の小柏は期待とは程遠いパフォーマンスに終始してしまった。4月から3ヶ月戦線を離脱するなど、度重なる怪我でリーグ戦の出場は10試合に留まっている。スタメン出場に至ってはわずか2試合で、ほとんど試合に関与できなかったといっていいだろう。
高額の移籍金が発生し即戦力としての活躍が求められるシーズンに寂しい数字が並び、クラブにとって大きな誤算となってしまった。