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数年前まで、日本人サッカー選手は主にマーケティングの源泉、つまり、サッカーの人気が徐々に高まっていた日本という国で、自分たちのブランドを拡げるための戦略的な手段として見られていました。しかし、今日では、彼らがセリエAのみならず、ヨーロッパ全体のどのチームにとっても役立つクオリティーの高い選手であることに気づかされるようになりました。そこで、僕は、Jリーグの才能ある25歳以下の日本人選手10人をリストアップしました。彼らは、ヨーロッパのクラブの関心を引き起こす可能性がある選手たちだと思います。(選定・文:アレックス・シルヴェストリ、翻訳:佐藤徳和)
MF:松村優太(まつむら・ゆうた)
【写真:Getty Images】
生年月日:2001年4月13日
所属クラブ:東京ヴェルディ
2024リーグ戦成績:11試合0得点1アシスト
俊敏で、素早く、相手ディフェンダーにとって捕らえることが難しい攻撃的なウィンガーだね。初めて松村優太のプレーを見たときに、その動きの速さやボールを足元で扱うスピードには驚かされたよ。
まさに僕を興奮させるタイプで、どのプレーでも観る者を圧倒し、驚きで思わず、口が「ぽか〜ん」と開いてしまうよ。チームメイトが敵陣深く彼にパスを出すと、「さすがに届かないだろうな」と思っても、彼はその加速力で相手選手を抜き去り、ボールを収めてしまうんだ。
彼を見ていると、90年代にSEGAが出した同名のゲームに登場する、赤いシューズを履いた青いハリネズミ、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ(通称、ソニック)』を思い出すね。ゲームの中でソニックが、ステージを駆け抜けるときのように、松村も一旦スピードに乗ると相手にとって追いつくことができない存在となる。最後は、哀れな相手を「ゲームオーバー」に追い込んでしまうんだ。