フットボールチャンネル

フォーカス 14時間前

なぜダメだった…。日本の「消えた天才」サッカー選手10人。期待されるも伸びなかった男たち

シリーズ:日本の消えた天才10人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:市丸瑞希


【写真:Getty Images】

生年月日:1997年5月8日
主な在籍クラブ:ガンバ大阪、FC岐阜、FC琉球

 市丸瑞希はガンバ大阪の育成組織出身で、天才パサーとしてジュニアユース時代から注目を集め、2016年にトップチーム昇格を果たした。

 2017年のFIFA U-20ワールドカップ(W杯)では、グループステージのU-20イタリア代表戦で堂安律の得点をアシストするなど活躍。久保建英、冨安健洋といった現在のサッカー日本代表の中心選手がいたチームで、抜群のパスセンスと視野の広さを武器にゲームメイクを担当し、輝かしい未来を期待された。

 市丸は「遠藤保仁の後継者」と将来を嘱望されたが、ガンバのトップチームでは出場機会に恵まれず、2019シーズンはFC岐阜に期限付き移籍で加入。2020シーズン途中からはFC琉球に移籍し、プレー機会を求めた。しかし、2021年に琉球へ完全移籍後もJ2で10試合の出場に留まり、1年で契約満了となりプロのキャリアに終止符を打った。

 2022年には関東1部リーグのVONDS市原に加入したが、2023年2月に現役引退を発表。現在は兵庫県社会人リーグ2部のFC SONHO 川西で選手兼U-12監督を務め、次世代の育成に携わり、指導者として新たな道を歩んでいる。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!