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Jリーグ 2週間前

葛藤もストレスもあった。それでも小林悠はゴールを決める。川崎フロンターレが苦しい時「ゴールするのは自分だ」【独占取材】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

「あれはちょっとダメでしょう」小林悠が涙した理由とは…

 1-1で引き分けた試合直後。ピッチ上で握手を交わした鬼木監督からかけられた言葉に、図らずも涙腺を決壊させた。

「僕としては何とかもう1点を取って勝ちたかったので、すみませんとオニさんに謝ったら『いや、悠が決めてくれると思っていたよ』と。あれはちょっとダメでしょう。泣かせにきていますよ」

 市立船橋高校から鹿島をへて2000年に完全移籍で川崎に加入。ボランチを主戦場に活躍した鬼木氏は、2006年限りで引退した後は川崎の育成・普及コーチをへて、2010年にトップチームのコーチに就任し、2017年から監督としていま現在にいたる。同年に加入した小林とまったく同じ時間を共有してきたからこそ、ガンバ戦後に人目をはばからずに小林が流した涙につながる、知られざる数々のドラマがあった。(第2回に続く)

(取材・文:藤江直人)
 
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【了】
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