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【写真：Getty Images】

岡山が下剋上で決勝進出を決める

　2024 J1昇格プレーオフ（PO）準決勝、モンテディオ山形（レギュラーシーズン4位）対ファジアーノ岡山（同5位）が山形の本拠地であるNDソフトスタジアム山形で1日に行われた。この試合は、岡山が3-0で勝利しておりJ1昇格プレーオフ決勝進出を決めている。

　昇格プレーオフはリーグ順位が上位のホームで行われる。仮に90分で同点の場合は、順位が上のチームが決勝に進出するシステムだ。そのため、山形は引き分けでもファイナル進出が決定するという状況だった。

　今季の対戦成績は完全に五分五分だったが、先に試合を動かしたのはアウェイの岡山。31分、ピッチ中央付近からのスローインを起点に、ボールを受けた岩渕弘人がエリア内にいた一美和成へとパス。一美が逆サイドに展開すると、DF本山遥が右足を振り抜き先制点を決めた。さらに、34分にも岩渕がゴールを決めて、一気に2-0と岡山が山形を引き離すことに成功する。

　すると54分、山形に痛恨のアクシデントが発生する。DF川井歩がレッドカードで一発退場となってしまい、後半早い時間から数的不利に陥ってしまった。1人少ない山形は隙をみて攻勢に出るも、徐々に試合のペースは岡山に。

　84分には山形の守備をうまくかわして中央を突破した岡山は、MF藤田息吹のスルーパスにMF木村太哉が反応。相手GKをうまくかわしてダメ押しの3ゴール目を奪うことに成功した。このゴールで完全に試合を決めた岡山が3-0で勝利している。6位岡山が4位山形を3発で破る下剋上となった。