途中交代した平川怜の思い「まだ諦めずにという気持ちを…」
「自分のプレーには全然、満足できないですけど、ベースのところとチームの勝利が一番だったので。そこに繋げられたのは良かったと思います」
そう言葉を残した平川は、磐田が1点を追いかける状況となった61分に、山田との交代でピッチに退いた。
「攻撃的にというメッセージだったと思うので。ここ2試合、しっかり得点に繋げる終盤の時間帯で点を取ることが多かったので。まだ諦めずにという気持ちを託して、自分は交代しました」と明かす。
その平川の思いが実る形で、山田と同時交代で入った藤川虎太朗が、木本恭生の決定機阻止による一発退場を誘い、さらに上原力也のFKからマテウス・ペイショットの同点弾、そして相手ハンドによるPKからの山田の逆転ゴールという流れに繋がった。
しかし、平川はチームの勝利に貢献できたことの達成感は持ちつつも、やはり直接の仕事で勝利を引き寄せられなかったことも認識している。