9位:大宮アルディージャ vs カターレ富山(NACK5スタジアム大宮)
【写真:Getty Images】
観客数:10,741人
開催日:11月24日(第38節)
2024シーズン、明治安田J3リーグで圧倒的な強さを誇ったのが大宮アルディージャだ。
開幕から盤石の強さを誇示し続けると、10月13日に行われた第32節の福島ユナイテッドFC戦でJ2昇格を確定させる。続く10月19日の第33節・FC今治戦では、J3優勝を達成した。
成功に彩られたシーズンを締めくくる最終節の舞台は、本拠地『NACK5スタジアム大宮』。J2昇格とJ3優勝を決めた大宮と、このときすでにJ2昇格プレーオフ(PO)出場権を獲得していたカターレ富山のサポーター達が集結し、観客数は10,741人を記録した。
試合はアウェイの富山が立ち上がりから主導権を握り、30分にMF安光将作、ハーフタイム直前の45+2分にFW碓井聖生がゴールを決める。ホームでの最終節で負けるわけにはいかない大宮は、後半開始からFWファビアン・ゴンザレスやFW富山貴光といった“ゲームチェンジャー”を投入するも、思うようにチャンスを作り出せず。86分にPKのこぼれ球をDF茂木力也が押し込んで1点を返すのがやっとで、1-2で終戦を迎えた。
J2昇格POを控えた富山の迫力に押された大宮。オーストリアの飲料メーカー『レッドブル』が同クラブを買収したことにより、2025年1月から「RB大宮アルディージャ」へチーム名が変わることが決定しており、エンブレムも一新される。スタジアムに詰めかけた観客は、「大宮アルディージャ」としてのラストシーズンを終えたチームの姿を最後まで見届けた。